蓬莱山古墳

卑弥呼の時代より永久の眠りを見守り続ける地域最古の古墳

龍音寺に隣接する蓬莱山古墳は、今から1700~1800年ほど前、古墳時代前期に造られたとされる市内では最も古い前方後円墳といわれてます。
全長約60mの前方後円墳。
後円部径約36m・高さ約6m、前方部幅約17m・高さ約3m、葺石・埴輪を備え、周囲には盾形の濠がめぐる大分県指定史跡の円墳です。
卑弥呼の時代に造られたと考えられるこの古墳は、大野川流域の首長墓としては最古に属するものです。
埋葬施設は後円部中央で見つかった組合式の箱形石棺で、内法の長さ1.7m・幅0.45m・高さ0.55m、石材には緑色結晶片岩と安山岩が使用されています。
大分県指定史跡、1981(昭和56)年指定。
四季折々の自然が息づく古墳の周りは美しく整備され、散策にもおすすめです。
特に秋は、木々が赤や黄の錦を織りなし、まさに絶景!
パワースポットとして雑誌などにも取り上げられ、若者から年配の方まで様々な人々が訪れます。

※葺石(ふきいし)とは、主として古墳時代の墳墓の遺骸埋葬施設や墳丘を覆う外部施設の1つで、古墳の墳丘斜面などに河原石や礫石(れきいし)を積んだり、貼りつけるように葺(ふ)いたもの。 「葺き石」の表記もみられる。
※輪(はにわ)は、古墳時代の日本に特有の器物。一般的には土師器に分類される素焼き土器である。祭祀や魔除けなどのため、古墳の墳丘や造出の上に並べ立てられた。日本各地の古墳に分布している。

悠久の時を刻んだ丘に、夏は新緑、秋は紅葉が彩りを添えます。

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中庭からも古墳の鳥居を 拝むことが出来ます。

龍音寺「古墳まつり」

毎年2月の節分の時期に龍音寺主催で行われる、蓬莱山古墳をお祀りする祭典です。
龍音寺霊園に墓地や納骨堂を持つ皆様や地域の方々など約300名もの人々が訪れる龍音寺最大のイベントで、寒い冬の一日が人々の笑顔と熱気で賑わいます。
焼きそば、おしるこ、フランクフルトなどのおふるまいのほか、ご家庭の不用品を集めたバザーも実施。
バザーの収益金はすべて大分県の社会福祉協議会に寄付しています。
中でも注目は龍音寺の境内に設置された神楽殿で奉納される「神楽舞」で、毎年、大分屈指の神楽グループ「雲取神楽社」が、神秘的な舞を披露してくれます。

神楽舞

神楽殿は龍音寺本堂の隣、蓬莱山古墳の鳥居の目の前に設置されています。
悠久の歴史を伝える最高の舞台で演じられる神楽舞は実に神秘的で、毎回大好評を博しています。

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バザー

掘り出し物満載のバザーは毎年大人気!
収益金はすべて寄付しており、毎年社会福祉協議会より感謝状をいただいています。



アクセス

浄土宗 蓬莱山 龍音寺

〒870-0877 大分県大分市大字賀来1921番地の2
※ナビなどで検索される際は、 大分県大分市庄の原1921 で検索していただくと本堂が表示されます。

大分駅から車で15分/大分ICから車で5分